top of page

悲しみ過ぎると肺が弱る

更新日:2021年1月6日

先日身内が亡くなりました。故人に思いを寄せ、私の心の中は、戸惑いと悲しみでいっぱいになりました。突然のことでしたので尚更です。こういう時はやはり、様々なことを終えて一息ついたときに「肺」にダメージがきます。

悲しみはなぜ肺を弱めるのか

東洋医学で言う肺は、呼吸を行って気の入れ替えを行う他にも、水や気をシャワーのように撒き散らす役目を果たしています。


悲しみすぎると、涙がたくさん出ることや呼吸が乱れることで、水が不足したり、気をうまく取り込むことができなくなります。そうすると肺の機能は落ちてしまいます。


そのため、食欲がなくなったり、何もする気がなくなったり、イロイロな不調を来してしまいます。


私も、のどの調子が悪化したり、悪寒がして少し体調を崩しました。

悲しみは、人の「気」も奪うので、食欲がなくなったり、やる気が起きなくなったりしてしまいます。


こんな時にはどうしたら良いか、というのは、悲しみに浸りきって、とことん泣きつくすことが実は大事なような気もします。

人から言われても、なかなか立ち直ることは自分が悲しい限り、難しいものです。

結局の所、辛いことがあっても、最後に前を向けるのは自分しかないのです。


それまで自分が立ち直るまで、自分自身を待ってあげたらどうでしょうか。人はいつまでも悲しいだけで生きていけるわけではありません。周りにいる「誰か」の支えによって生かされていることもあるわけです。


肺のケア・養生はどうする?

肺の養生は、とにかく潤いを与えることです。白い食べ物が肺には良いとされていますが、今の時期ですと、大根や白菜、れんこん、なし、みかんが一番旬で手に入れやすいのではないでしょうか。また、これからの時期ですと苺などもでてきます。梅もいいですね。通年ですとバナナは手に入りやすいですね。おやつにクルミ、なんて手もあります。

うるおいを与えて、津液を蓄え、水を巡らせれば、そのうち気も巡ってくるのだ、と信じて、今はすこしだけ悲しみに浸っていることとします。

閲覧数:109回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page