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義理の家族とはギリギリの関係が心地良い

結婚すると、パートナーができますね。パートナーが出来ると、パートナーの家族も、我が家族ということになり、私も〇〇家の家族の一員だ、とお嫁さんも、義理のご家族も、一般的には思うものです。しかし、ここには見えない透明の壁があるのも事実。今回は、そんな見えない壁と関係について綴りたいと思います。

帰省する時の嫁ポジションは一般的に疲れる

一般的に、同居以外の場合、結婚してから、2人の生活が始まり、両親や義理の両親が地方などの場合は特にそうですが、盆・暮れ・正月・大型連休は互いの両親の帰省のポイントになります。ここで、どちらの家に帰省するのか、義理の両親の家に宿泊するのか、何日いるのか、など、「嫁」ポジションとしては、色々と駆け巡ることがあります。


お正月は自分の心も安まらず、義理の両親の家でも働いたり、気を遣ったりして、家に帰ってくると、一仕事を終えた感が残っていても不思議ではありません。義理の両親もしかり、嫁に気を遣って色々とおもてなしをしてくれることもあるでしょう。我が義父母もどちらかというと、私に大変気を遣ってくれる方々です。

見えない壁。そう、嫁は赤の他人です

しかし、ある日ふと気がつきました。私の家族はLINEのグループがありますが、そこに旦那も加わっており、今や家族LINEとして機能しています。しかし、義理の両親の家族のLINEグループに、私は入っていません。何が言いたいか、というと、つまり私は赤の他人である、ということです。


私の家族は距離感が比較的近い人種なので、当たり前のように加わった旦那ですが、義理の両親の家族は、私との距離感がだいぶある人間関係です。なので、私は義理の家族のLINEグループには入っていないのだと思います。


ただ、私はこれを理解したときに、この距離感が良いのだと感じました。つまり、赤の他人である、息子のパートナー、もしくは、兄貴の嫁、弟の嫁、というポジションであるがゆえに、気を遣って貰えるし、優しくして貰えるのであって、逆に私もそうしてあげらるのだと思いました。

無理に交わる必要は無い、義理の家族

育ってきた環境が違うから、好き嫌いは否めない、という歌があるように、育ってきた環境や考え、そもそも価値観が違う人達と、無理矢理交わろうとすれば、義理の両親や家族を嫌いになってしまう可能性だってあります。家族同士のやりとりは、とても面倒で、本音でぶつかる、本音でやりとりをするので、疲れたりイヤな気持になることもあると思います。私はその、ドロドロとした義理の家族のやり取りは見ずに済むので、どこまでも彼らを大切にできる、ということになります。


つまり、ギリギリのラインで、たまに交わり、当たり障りのない関係が、一番、義理の家族との関係は上手くいくのではないか、ということです。



勘違いしていませんか。息子の嫁を。嫁の息子を

そう思うと、今の世間の義理の両親は、どこか勘違いしている人が多いように思います。孫を私物化してみたり、孫と息子しか興味が無い、もしくは、嫁を虐げる、など、恐ろしく関係が悪いケースもあるようです。義理の両親世代に言いたいのは、その嫁はあなた方が貰ったお嬢さんではない、ということです。


核家族が当たり前になっている昨今、息子が結婚したからといって、嫁は義理の家族の物ではないわけだし、他人で良いと思います。他人だからこそ、気を遣うべきなのです。気を遣われれば、こちらも気を遣って接する、というのが人間の道理というものです。


結婚をしてすぐに家族になれるものではない。本当の家族になりたければ、時間をかけて雪解けのような速度でゆっくりと時間を重ね、会話を重ねていくしかないのではないでしょうか。




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