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  • 執筆者の写真belive in yourself_巌香奈

家出をしたくなったことはありますか(前編)

更新日:2023年9月13日

久々の投稿になります。ただの独り言でもありますが、自分の頭の中でプツンと何か切れる、という経験をしたときのことを書きたいと思います。

何も困らない日常。私が頑張れば回る日々

私には、住む家があり、食べ物にも困らず、寝るところもある。少しの服もあり、何も困ることはない。この多くのシンプルな「幸せ」を手にしているはずなのに、なぜ「不愉快な気分」になってしまうのか。この原因は、私が「家」にこもり始め、家の守り人的な生活になってしまったことにある。

遡ること2年前。2020年の今頃、私は会社を退社した。まだまだ今より閉塞感あるコロナ禍だった当時、翌年から自然な流れで在宅で自分の仕事を始めることになる。


ありがたいことに、2021年は春から仕事自体は忙しくなり、忙しすぎるほどだった。そして時間と共に、自分自身が壊れていくのを感じていくことになる。私は朝から晩まで働いていた。これが当たり前なのだ、と思っていたからだ。


多くの主婦がこなしてきた、朝食の準備、洗濯、掃除はもちろん、9時過ぎたら珈琲を片手にパソコンに向かう。12時を過ぎれば、夕飯の下ごしらえを行い、午後になったらまた仕事をする。子どもが帰宅すると宿題を見て、また仕事をし、17時過ぎてまた夕飯の準備をする。ご飯の支度が終わったら、仕事をし、お風呂の掃除をして子ども達に促し、やっと一人ほっとできるのが21時を過ぎる頃である。


家出をした時、手にしたのはスマホと財布だけだった

夫は早く帰宅出来るときはこれらのサポートを行うが、ふと油断すると、スマホを見ていることが当時多かった。朝7時からおよそ20時まで、様々なことをこの要塞のような家の中で行い、1日が過ぎていく。こんな日々が続いていた。


私は訴えるのが大変下手で、いつも怒っていたし、機嫌が悪かった。「うるせぇ」と怒鳴ることもあった。穏やかでいる方が難しく、いつもイライラしていた。この理由は、今であればよく分かる。

そして、2021年の6月21日の夜。それは起きる。


いつものような1日を過ごして、嗚呼疲れたと思っていた時、兄妹喧嘩が始まった。その喧嘩を聞いているうち、毎度怒鳴り散らして諭そうとする夫と、子ども達の様子に、プツンと何かが頭の奥で切れた。私は、普段使っていたリュックに、財布とスマホと下着だけを放り込み、家を出た。駅に着いたのは20時をまわっていた。


こんな時間だから、近くのホテルは空いていないかもしれない、と想いながらスマートフォンをにらみつけ、なんとか見つけた。最寄り駅から1時間弱離れていた。今日寝ることができればどこでも良かった。化粧道具も持たずに出て来たので、途中、日焼け止めだけを購入し、とりあえずホテルに到着した。期待していなかった客室は、天国のようだった。一人にはちょうど良いサイズで、落ち着いた配色。ベッドの前にテレビが配置されていて、もう十分だった。私は一人を楽しんだ。


家出による背徳感。なぜ家出したのか

次の日、夫からのLINEで子ども達も反省しているので帰ってきて欲しい、とあった。私は悩んだ。まだ帰りたくは無かった。金曜日の朝、私は好きなものを食べようとパンケーキを食べ、午前中からエステにいき、美味しいランチを食べた。そうこうしていると、帰らなければ、という気持ちにさせられた。なぜだろう、背徳感が出て来てしまったのだ。


今思えば要らん感情だったが、妻であり、お母さんであり、仕事人である、という役割をこなすあまり、古くからある女の性のような、遺伝子のような、何か発現したような気持ちになった。私は気が付くとデパ地下でお総菜を購入していた。


家に帰るなり、子どもがどこかよそよそしく「ただいま」と帰ってきた。私がいることで安心したのかもしれない。その日は買ってきたお総菜を食卓に並べて、ご飯を食べ終えた。そして、家族になぜ私が家を出たのかを振り返りながら、語った。


家出をしたくなる根本的な状況が直らない

朝からずっと働いて、働いて、とても辛い。家事は山ほどあるのに、誰も手伝ってもくれない、ご飯を作ってもありがとうや美味しいなどの言葉もかけてくれない、夕飯の箸すら並べない、おかわりも自分で取りにいかない、なんでもかんでもお母さんがやらないといけない。なんでもかんでも私がやらないといけなくなっている。これが辛いと。


昭和の奇特なお母さんなら、こんなことは言わないだろう。それが「当たり前」だったから。けれども、私は昭和の奇特なお母さんにはなれないのだ。そうなろう、あろうと試みたからこそ、毎日ご飯を作り続けていた。


家族は私の気持ちをその時は分かってくれた。と思う。少し手伝いをしてくれるようになったし、お風呂掃除は夫がやるようになったし、色々やってくれるようになりつつあった。しかし、それらは、また半年過ぎると、とたんに消える。


これを繰り返していくと、私の崩壊が始まる。また先日も、家を出ようとホテルの検索を始めた。しかし、その日はなんとなく疲れてしまってやめることにした。次の日、どうにもこうにも、心が収まらないので、久しく足を運んでいない整体へいくことに。そこで得られたものが、私を癒やすことになる。



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