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  • 執筆者の写真belive in yourself_巌香奈

ビバ朗報!!コロナに漢方効くってよ

はい、2022年11月28日、東北大学がとても嬉しい報告をしてくれました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症~中等症Ⅰ患者を対象にした研究で、とある漢方が重症化リスクを抑制するよ、ということが分かったよーという研究。朗報だったので、ちょっと共有させて頂きます。

東北大学がつきとめた2つの研究

今回行われた研究は、大多数の人がなっている「軽症」と、ちょっと「軽症」から進行して、呼吸不全はないんだけども、呼吸困難、肺炎所見があるみたな人に効く汎用性の高い薬ってないじゃん?

っていうことで、漢方薬が発熱緩和や重症化抑制に効果がある可能性ってないわけ?ってことを、東北大学の石井正教授と、高山真特命教授のグループが調べてくれたわけです。(ありがとうございます)


どんな内容だったかというと、(COVID-19)の軽症~中等症Ⅰ患者を対象に、 漢方薬の急性期症状緩和と重症化抑制効果について 2 つの研究で検討したよ、という内容です。



その1:コロナ患者で、漢方薬を飲んだ人ってどうだったのか、を調べてみた

1つめの研究は、軽症・中等症の COVID-19 患者(疑い含む)の感冒様症状に対して、西洋薬と漢方薬治療によって症状緩和したのか・重症化抑制したのかどうかを調べた研究です。日本国内の病院、医療機関から COVID-19またはその疑いのある患者のデータを登録し、その登録されたデータ(計1314例)のうち962名の患者データを解析をして導いたものです。


発熱改善までの日数(体温 37℃未満)・症状緩和、酸素投与が必要 となる呼吸不全への悪化を評価の指標にして、漢方薬の投与された人の症状がどうだったのか?ということを調べました。962人のうち、528名が漢方薬を飲んで、434 名が漢方薬を飲んでいなかったそうです。 全体としては、発熱して、他の症状の改善までの日数に有意差がなかったみたいなのですが、コロナ確定症例に限定して、呼吸器不全について調べたところ、漢方薬を飲んだ患者の方が有意に低かったという結果が得られたらしいです。COVID-19 の病状悪化リスクが抑制される可能性が示されましたよ、ということが言えますという結果に。


その2:漢方薬が症状を緩和したり、重症化を抑制するのかどうかを調べてみた

また、同グループが行った二つ目の研究では、161人(漢方薬使った人; n=81。(解熱剤や鎮咳剤投を使った人; n=80)症状緩和に関しては有意差がなかったみたいですが、発熱率は、漢方を使った人の方が有意に回復が早くて、COVID-19 中等度 1 患者における呼吸不全への増悪リスクは、漢方を使っていた人の方が低かった、という結果が得られています。

なので、漢方は解熱効果があり、COVID-19 中等症 Ⅰ患者における呼吸不全への増悪抑制に貢献できる可能性があるね、という結果が示されました。


研究で使われていたのは葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏

先に述べた研究で使われたのは、葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ) でした。葛根湯は、かぜの初期などの頭痛、発熱、首の後ろのこわばりなどに使用する漢方薬で、小柴胡湯加桔梗石膏は扁桃炎、扁桃周囲炎などによるのどの腫れや痛みに対して使用する漢方薬です。


葛根湯はドラッグストアでも手に入るほどメジャーな漢方薬です。一方で、小柴胡湯加桔梗石膏は、熱症が強く、のどが腫れて痛むような扁桃炎、扁桃周囲炎などの症状の人が飲む薬です。ドラッグストアではなかなか見る機会がないかもしれません。 また、小柴胡湯加桔梗石膏の内訳を見てみると、小柴胡湯と、桔梗と石膏という生薬が加わったものです。小柴胡湯は、胸脇苦満(きょうきょうくまん)といって、肋骨の下あたりが張って苦しい、という状態で、吐き気や倦怠感を伴う風邪に使われる風邪薬として一般的です。桔梗は、扁桃腺などの炎症を抑える効果がありますし、石膏は熱性の疾患や炎症に用いられる生薬です。


ただ、まだまだ漢方が薬の第一選択肢として、発熱外来などでは選択されるケースも多いわけではありません。また自宅待機などにされてしまいがちな、軽症の人がもっと悪化しないために、上記のような葛根湯や小柴胡湯や桔梗湯を自宅に常備しても良いかもしれませんね。



ご参考までに。








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